ゴミ回収費を1週間試験的に実施

ゴミ回収費の「試験的」プログラムが1週間実施されており、特区政府環境及生態局の謝展寰・局長は4月7日、14の試験的プログラムに参加している住民の約80%から90%が管理事務所に指定ゴミ袋を取りに行くことに前向きであると明らかにした。8日付香港各紙によると、試験的プログラムでは指定ゴミ袋の回収を行っているが、その利用率にはばらつきがあり、民間ビルでの利用率は高いものの、公共住宅の利用率は20~30%にとどまる場合もある。同氏は、利用率は住民の職種や背景に関係していると指摘し、忙しくて大変な仕事をしている一部の人々は「関心が低く、抵抗感が強い」と述べた。

特区政府は4月1日から香港全域14の試験地域でゴミ回収費徴収制度を先行試行として開始した。謝局長は7日のテレビ番組で「政府は民生、世論、公的支援を重視している。計画実施の目的は廃棄物の削減とリサイクルの促進であり、有料化はその手段の一つに過ぎない」と述べた。同氏は、指定ゴミ袋が小さすぎて「きちんと結んで包むのが難しい」ことや、生ゴミ集積所がまばらに分散しており、離れすぎているなど、この1週間で多くの意見が寄せられたと指摘した。タイプ別にみると、レストラン、施設、その他の場所は参加意欲が高いが、住宅はそれぞれ異なると述べた。

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