【阪神】岡田監督 村上頌樹の好投にニンマリ「勝ち切るというのはすごく大きい」

試合後、ナインを出迎える阪神・岡田監督(中)

阪神は9日の広島戦(甲子園)に1―0で勝利し、勝率5割に復帰。身上とする〝守りの野球〟で甲子園開幕ゲームを白星で飾った岡田彰布監督(66)は、試合後の勝利監督インタビューで白い歯をこぼした。

昨季大ブレークを果たした「虎の村神様」こと村上頌樹投手が7回2安打無失点の快投で今季初勝利。6連戦の頭となるマウンドで自身の責務を全うした孝行息子を「3回くらいから思っているところに投げられるようになった。勝ち切るというのはすごく大きい」と称賛。8、9回のマウンドを無失点でつないだゲラ→岩崎のブルペン陣に対しても「ずっとあの2人はいい。この点差だったし、あの2人に託さないとしょうがない」と全幅の信頼を示した。

5回の近本の決勝適時打は昨季「恐怖の8番打者」としてセ界を席巻した木浪の右前打から始まった。昨季38年ぶりとなる日本一に輝いた「強い阪神」らしい姿でつかんだ白星に岡田監督も手応えを感じている様子だった。

© 株式会社東京スポーツ新聞社