日本行き貨物から金塊、過去最大規模の密輸

香港税関は先ごろ、香港国際空港で航空貨物を使った大規模な黄金の密輸を摘発し、推定時価約8400万ドル相当の金塊146キロを押収した。4月8日付政府広報によると、これは香港税関が摘発した黄金密輸事件としては史上最大規模となる。税関は3月27日、リスク評価に基づき香港空港の税関貨物検査場で日本に向けて出発する航空貨物を検査した。すると、中身は2台のエアコンプレッサーと申告されていたものの、エアコンプレッサーの中に部品と見せ掛けて成型された金塊が隠されているのが見つかったという。その後の追跡捜査の結果、4月3日に事件に関与した容疑で31歳の男を逮捕した。香港では「進出口条例」によって未申告の貨物の輸出入は密輸とみなされ有罪となる。この条例に違反した場合、200万ドル以下の罰金または7年以下の禁固刑となる。当局では密輸に関する24時間ホットライン(2545ー6182)を設置、市民からの情報を求めている。 (写真・政府新聞処)

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