アレンパ任せた! 淡路島コンビ躍動、近本外野手先制打 村上投手も無失点 タイガース、甲子園初戦は白星 

5回裏、近本光司外野手(中央下)が先制適時打を放ち、喜ぶ阪神の選手や観客ら=9日夜、西宮市の甲子園球場(撮影・大田将之)

 プロ野球で球団初の2年連続日本一を狙う阪神は9日、本拠地・甲子園球場(西宮市)での今季初戦に臨み、1-0で広島に勝って星を5勝5敗の五分に戻した。スタンドには4万2601人の観客が詰めかけ、虎党の歓声が響き渡った。

 阪神は淡路島コンビが躍動した。五回1死二塁から近本光司外野手(淡路市出身)の右翼線への適時打で先制。先発の村上頌樹投手(南あわじ市出身)は7回2安打8奪三振、無失点の快投を見せ、今季初勝利を挙げた。

 阪神は昨季、18年ぶりにセ・リーグを制し、38年ぶりの日本一に輝いた。甲子園球場は今年8月1日に開場100周年を迎え、阪神には節目を飾る「アレンパ(連覇)」が期待される。(有島弘記)

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