SNSによるロマンス詐欺で 240万円被害か

NSでメールを送ってきた男性とメールのやり取りするうち、「やり取りを続けるためにはサイト内のポイントが必要だ」と言われた、有田川町の女性が、あわせて240万円余りをだまし取られる事件があり、警察が捜査しています。

有田湯浅警察署によりますと、有田川町に住む20歳代の女性は、先月(3月)18日頃、インスタグラムのダイレクトメールが男性から届き、その後、ラインなどのメッセージアプリでやり取りし、さらに男性に紹介されたサイト内のメール機能を使って連絡を取り始めました。

すると、男性から「今後もメールを続けたり、連絡先を交換するには、サイト内のポイントを購入する必要がある。ただ支払った現金は、のちに返金される」と言われ、女性は、1回につき数万円から50万円の現金を、7回にわたって指定された口座に振り込みました。

合計金額は242万5千円にのぼり、手持ちの現金がなくなった女性が、金を工面するため、家族に相談したところ、「詐欺ではないか」と指摘され、警察に相談して発覚しました。

女性は、メールをやり取りする中で、顔写真のやり取りもしていて、男性と親密になれると信じ、相手の言う通りに現金を振り込んでいたということです。

警察では、SNSなどで知り合った人からお金の話が出てくれば、詐欺を疑い、和歌山県警が運営する特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル、0120・508(これは)・878(わなや)に相談するよう呼びかけています。

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