ボートレース大村のＧⅠ「開設７２周年記念 海の王者決定戦」は９日、予選３日目が行われた。
村上遼（３１＝長崎）は地元周年でいつも以上の気合のはずが、予選前半は５、２、６着と苦戦。３日目１Ｒは絶対に落とせないイン１走となった。その一日早い勝負駆けはスリットで中ヘコミ気味の隊形も、４カド森野正弘の仕掛けは３コース鈴谷一平がブロック。先マイから押し切った。
「向かい風の影響でしょう。スタートが届いていない（コンマ１９）。遅れたと思いました。勝負駆けにつながって良かった」とホっとした表情で振り返った。序盤から好素性機のパワーは目立っている。
その一方で「直線は悪くないけど、バランスを求めて調整している分、差は縮まっている。今はターンマーク頂点で波に弾かれる感覚があったし、合わせ切れていない」と課題を挙げた。
得点率２０位タイ。４日目は４、５枠と厳しい勝負駆けだが、究極仕上げで予選突破だ。
