金価格、第4四半期までに1オンス平均2500ドル到達へ =米BofA

[9日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(BofA)は、2024年第4・四半期までに金平均価格が1オンス当たり2500ドルに達するとの予想を示した。複数の中央銀行や中国の個人投資家らの堅調な需要が相場を引き上げる。

BofAは8日付のメモで「金は引き続き人気の金属の一つで(中略)、25年までに1オンス当たり3000ドルに達する可能性があると予想する」とコメントした。

地政学的な緊張の高まりなどを背景に金スポット価格は9日、1オンス当たり2365.09ドルと、8営業日連続で最高値を更新した。

米連邦準備理事会(FRB)が6月に利下げ開始に踏み切るとの観測が高まる中、金利が付かない資産である金の投資妙味が高まっている。

BofAは、欧米の投資家が「利下げパーティー」に参加すれば貴金属価格はさらに上昇するだろうとの見方を示した。

BofA以外の金融機関も金の価格予想を引き上げ、UBSは24年末の価格目標を2400ドルに引き上げた。シティも目標を引き上げ、強気のシナリオでは今年下半期の平均価格が2500ドルになると予想した。

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