SMILE-UP.が再発防止策の実施状況を報告 外部アドバイザーから誹謗中傷対策で助言

旧ジャニーズ事務所

ジャニーズ事務所から改称した性加害問題に関する補償を行う会社「SMILE―UP.」の公式サイトが10日、「再発防止策の実施状況について」と題し、新たな声明を発表した。

同サイトでは、「所属タレントの存在を前提としていた一部の施策等を除き、今後も、基本的な再発防止策の枠組みを維持して、これを継続して実施してまいります」と報告。

人権方針の実施について「今後も、人権方針を維持し、人権尊重責任を果たすべく務めてまいります」とした。

また、設置された外部アドバイザリー・ボードについては、昨年10月31日、12月13日、今年1月19日、31日、3月13日の合計5回の会合を開催したと報告。

会合以外でも外部アドバイザーに随時、被害補償の状況や再発防止策の実施状況を報告し、被害者との対話を含む被害者救済の考え方、誹謗中傷対策等について助言されているとした上で「今後も、外部アドバイザーに対して、被害補償の状況や再発防止策の実施状況をご報告し、弊社の取組みについて監視と助言を受けます」と記した。

内部通報制度については「今後も、従前のどおりの内部通報制度を維持してまいります」と発表し、従業員・役員に対しての研修の実施についても「今後も研修を通じた従業員・役員の教育を行ってまいります」とした。

声明を発表した10日は旧ジャニーズ事務所の所属タレントが移籍した新会社「STARTO ENTERTAINMENT」が本格始動し、東京ドーム公演を行う。

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