ガザ飢きんで紛争長期化も、米国防長官 イスラエルの大量虐殺は否定

[ワシントン 9日 ロイター] - オースティン米国防長官は9日、パレスチナ自治区ガザにおける大規模な飢きんが「暴力を激化させ、紛争を長期化させる公算が大きい」という認識を示した。

オースティン長官は上院軍事委員会の公聴会で「そのような事態が起きる必然性はない。われわれは引き続きできる限りのことをすべきで、イスラエルに人道支援を供給するよう促している」と述べた。

イスラエルがパレスチナの人々をイスラム組織ハマスから分離させることに失敗すれば、「さらなるテロを生み出すことになりかねない」とも指摘した。

一方、イスラエルがガザでジェノサイド(大量虐殺)を行っているという非難については「その証拠はない」として退けた。

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