作業前に型枠点検を 6人死傷受け緊急要請 岡山労働局

岡山労働局(成毛節局長)は、3月18日に岡山駅付近のマンション新築工事現場で作業員6人が死傷した事故を受け、翌19日に県内の建設業関係団体へ型枠の崩壊・倒壊防止対策を緊急要請した。岸本英明健康安全課長(=写真左)が、同県建設業協会の猪木雅夫事務局長(=写真右)に要請書を手交した。事故は地下のコンクリート壁建造のため、型枠に生コンを流し込む打設作業を行っていたところ、設置していた足場とともに型枠が崩壊したもの。5人がケガを負い、1人が死亡した。

要請では、生コンの量や打設時の衝撃などに対し十分な強度を有する型枠を設置するよう求めた。型枠が計画どおりに設置されているかの確認や、打設前の点検も呼び掛けた。

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