放送まであと3日『花咲舞が黙ってない』大盛況の制作発表会見!

4月13日(土)よる9時スタートの日本テレビ系土曜9時ドラマ『花咲舞が黙ってない』の制作発表会見が行われ、主演を務める今田美桜をはじめ、山本耕史、飯尾和樹(ずん)、要潤、菊地凛子、上川隆也が出席。ドラマへの思いやスピード感あふれる撮影現場の様子を語った。放送まであと3日ということで、大盛況に終わった会見の一部始終を写真と共に振り返る。

■今田美桜「舞に日々パワーをもらいながら向き合っています」

(C)NTV

本作は、銀行を舞台に不正を絶対に見て見ぬふりできない花咲舞が、弱い立場の人たちのために立ち上がる姿が痛快なエンターテインメント作品で、2014年と2015年に杏主演で放送し大ヒット。前回のドラマ放送後に出版された新作小説『花咲舞が黙ってない』(池井戸潤・著)を原作にした物語を、主人公・花咲舞役に今田美桜、舞のバディ・相馬健役に山本耕史という新たなキャストでドラマ化する。

会見がスタートすると、上から桜の形に模した紙吹雪が舞う演出の中出演者が登壇。場所の関係で多くの桜が降り注いでしまった要の桜を菊地が取ってあげるという、チームワークの良さが垣間見える場面も。
主人公の花咲舞 役を演じる今田は「舞に日々パワーをもらいながら向き合っています。こんなに素敵な皆様と一緒にドラマを作ることができてとってもうれしいです」と作品制作への熱い思いを語った。

花咲舞のバディ・相馬健役を演じる山本。前作では上川隆也が演じた役だが、「今回は上川さんがいらっしゃるので、リスペクトありつつ(前作を)見直したりして。(前作から)10年経っているので、アプローチも現代の臨店班。彼女の疾走感に触発されている雰囲気。現場でも勇気をもらって毎日撮影を頑張っています」と前作との違いを語った。

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舞と相馬の直属の上司・芝崎太一役を演じる飯尾は「役どころとしては中間管理職。バラエティーの現場でも大体同じ役割(笑)」と自身の役どころを紹介し会場の笑いを誘った。また、前作で同じ役どころを演じていた塚地武雅(ドランクドラゴン)との話では「この前話した時は、“もうお墓を買った”という話しかしていない。今度会った時はもうちょっと話を聞いて、参考にしたいと思います」とコメントし、上川から「役作りの話でしょ!」とツッコまれる場面も。「セリフ一つ一つに刺激を受ける。セリフを受けた時の表情がわざとらしくならないように頑張っていきたい」と意気込みを語った。

超エリートで、将来の頭取候補ともいわれている紀本平八役を演じる要は「銀行の利益のためならなんでもやる、ストイックな厳しいキャラクター。先の台本ができていないので、花咲舞とどんなふうに対立?協力?するのかわからないですけど、僕自身も楽しみながら演じていければと思います」とドラマの展開が楽しみになるコメント。

舞と相馬に立ちはだかる壁となる女性エリート・昇仙峡(しょうせんきょう)玲子役を演じる菊地は「どうやったら隙のない女性を演じられるのだろう?って日々考えながらやっている。自分自身そんな感じじゃないので(笑)歩き方、立ち振る舞い、話し方などなんとか昇仙峡玲子として立っております。どういうふうに舞の前に立ち塞がっていく…塞がっていく?立ちはだかっていくのか自分自身も楽しみ。どうか応援してください(笑)」と役柄のりんとしたイメージと違いかわいらしい一面を見せながらコメント。

花咲舞の叔父で『酒肴処・花さき』の店主、花咲健役を演じる上川は「ドラマの生みの親・故加藤正俊プロデューサーと、お酒の席などで“また花咲舞やりたいね”という話は持ち上がっていました。(今回も)シリーズプロデューサーとして名を連ねています。その作品に改めて役柄を変えて参加できることをうれしく思っています。疲れて帰ってくる舞を癒やしてあげられるような花咲の店主として叔父として務めて参りたいと思います」と前作からの思いを熱く語った。

■ドラマの制作会見でゴムチューブを使ってのトレーニング方法を伝授!?
現場の雰囲気について、今田は「まだ3週間なんだってくらいのチーム感、団結感が出来上がっている。スピード感がすごい…巻いてます(笑) チーム力とみなさんの集中力が素晴らしくて、良い雰囲気で撮影させていただいています」とチームワークの良さをアピールした。

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そんな撮影の空き時間では“けん玉”が流行っているそうで、今田は「普通のけん玉じゃなくて5連10連のやつ。日々挑戦しています」と息抜きの方法も語った。なお、けん玉動画は今度番組SNSで公開される予定。
上川は今田とのシーンについて「今田さんはレスポンスが良い。リハーサルで試みたことに呼応してくださる。撮影がテンポ良く進んでいる一因」と今田の適応力に感心した様子だった。今田は、花咲健が店主の『酒肴処・花さき』での撮影シーンについて「『酒肴処・花さき』でのシーンは、銀行(のシーン)と違ってリラックスしている。上川さんの声がすごく素敵なので癒やされながら撮影している」と撮影の中での癒しを明かし、上川は「うれしく思います。この声と生きていける」とうれしそうにコメント。また今田は、「『酒肴処・花さき』で出てくる、ご飯がすごいおいしい!おいしくて夢にも出てきました!!!」とかわいらしいコメント。

撮影の現場の雰囲気を聞かれた菊地は「私の問題は(自分の役名)昇仙峡玲子が言えない」と驚きの発言。どうやらイントネーションがわからなくなってしまうとのことだったが、要と見いだした解決策として「望遠鏡(のイントネーション)と一緒。“望遠鏡”玲子として覚えていただければ」と笑いを誘った。
敵役ならではのピリッとした現場になるのかと思いきや要も「菊地さんはりんとしたイメージだったが、チャーミングで現場でいろんな話しをしてくれる。実は同級生なんです」と共通点を明かした。これに対し菊地が「すごい!光栄です!」と驚くと、要が思わず「この話、初めましての時にしましたよ!今知ったみたいなリアクション(笑)こういうところが現場を和ませる」とツッコミ。紹介通りチャーミングな一面が分かる会見となった。

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会見中には撮影と同様に巻いてしまい質問が足りなくなる事態が起こるも、飯尾が「目玉焼きには醤油派ですか?」と助け舟を出す場面も。結果は、醤油派【要、菊地、飯尾】、塩派【山本、上川】、塩胡椒派【今田】という結果になった。

また、スタッフが筋トレグッズを入れ込むと山本が「(山本が演じる相馬は)食べ歩きが趣味。食べたいから運動しているという設定を取り込んだ方がいいんじゃないかなと。臨店班の机にゴムチューブ・ダンベルを置いてあって常にどこかしらを鍛えていたら、おもしろいのでは?と1話の撮影中に提案したらすぐに採用。ゴムチューブは最強」とトレーニング好きの山本ならではの提案をしたことを明かし、ゴムチューブでのトレーニング方法を披露。今田も挑戦してみるも「上がらない!めっちゃきついです…こんなことしながら撮影してたんですか!?」と驚きの様子だった。

■池井戸潤からサプライズの手紙「土曜日午後9時が待ち遠しい」
会見中盤には、サプライズで原作者・池井戸潤からの手紙が代読された。以下全文。
「装いも新たに、花咲舞が帰ってきてくれました。少しおてんばだけれど、曲がったことは大嫌い。そして相手が誰だろうと、理不尽には黙っていない――。そんな花咲を今田さんがどう演じられるか、ほんとうに楽しみです。
そして、花咲とコンビを組む相馬役の山本さん。今田さんとの軽やかで楽しいコンビネーションを期待しています。
菊地さん演じる昇仙峡の名は、山梨県の秘境・昇仙峡から取りました。クールで芯の強い昇仙峡に菊地さんはぴったりです。
あわてんぼうの次長には飯尾和樹さん。きっとドラマの癒やしになってくれるでしょう。花咲たちの最大の敵・紀本には要潤さん。別のドラマの悪役ぶりが迫力満点でした。そして、居酒屋「花さき」の店主には上川隆也さん。今回は花咲の叔父という役どころですが、新シリーズにも参加してくださり、とてもうれしいです。
一視聴者として土曜日午後9時が待ち遠しいですが、ぜひ皆さんも一緒にご覧ください。花咲よ、風になれ!」

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手紙を受けて上川は「思いを寄せてくださることをありがたく思います。期待に応えられるような作品にしてお戻ししたい」と熱く語った。
池井戸作品に出演経験のある山本は「作品の中にいろんなテイストがあるのが特徴。ユーモアのあるふわっとした雰囲気なのにストレートにシャープにテーマを描く。緩急のある作品。毎日楽しんで撮影させてもらってます」とその特徴について語った。
今田は「すごく素敵なお言葉。舞が通るところが突風になったり、そよ風になったり。流れが変わる子なので、風になりたいというか…(笑)それぐらい勢いのある女の子を、この作品を通じて演じられたらいいなと思ってます。“風になれ”というお言葉を大事にしながら丁寧に舞を演じていければいいなと思います」とかみ締めながら舞への思いを語った。

■今田美桜「どうか最後まで見守っていただけたら」
記者からの質疑応答の時間には、【前作がある作品ということでプレッシャーは?】という質問が。今田は「10年前の杏さんと上川さんの作品は大好きで、拝見してました。当時も勇気をもらう作品で、今回改めて見返しました。正直プレッシャーが無かったかというと…あります。大好きな作品でもあるのでリスペクトを込めながら、新しいみなさんと新しい花咲舞を作っていけたら良いなと思います」と素直な気持ちを語りながらも意気込みをコメント。一方、前作で相馬役を演じた上川が現場にいる山本は、「わからないことがあったらすぐに聞ける。どう思っているんだろうなという興味はある。いらっしゃることが助かる、プレッシャーがなくなる」と上川がいる心強さを語った。

それを聞いた上川は、「(今田と山本)お2人の佇まいは新たな『花咲舞』にふさわしい。僕自身もプレッシャーが無いわけでは無い。大好きな大杉漣さんがお務めになっていらっしゃった花さきの店主役。当初(舞の)お父さん役としてのオファーがあったが、大杉さんがやっていた役なので大事にしたいからもう一度考えましょうとなり、叔父役に収まった。楽しみながら新しい『花咲舞が黙ってない』の一端を担っていければと思います」と今作へのオファーの裏話を明かした。

最後に今田は「4月に入って新しい生活をスタートさせた方も多いんじゃないかと思うんですけど、そんな春にぴったりな爽快感あふれるドラマになっています。私も10年前のドラマを見て勇気をもらって、また明日から頑張ろうと思う気持ちにさせていただいていました。10年経って皆さんの生活や働き方が変わってきた今だからこそ、届けられる『花咲舞が黙ってない』じゃないかなと思います。心強い皆様と奮闘する舞を、どうか最後まで見守っていただけたらとてもうれしいです」と意気込みを力強く語り会見を締めくくった。

ドラマ『花咲舞が黙ってない』の新シリーズは、4月13日(土)夜9時スタート!

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◆土ドラ9『花咲舞が黙ってない』
2024年4月13日(土)夜9時から日本テレビ系で放送(放送後TVer、Huluで配信)
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