歴史のラスト1ページ 群馬・沼田女子高、女子校として最後の入学式

 2025年度に沼田高と統合して新たな「沼田高」となる沼田女子高(生方一徳校長)は9日、群馬県沼田市の同校で、女子校として最後の入学式を行った。新入生104人を迎え=写真、全校生徒323人がこの1年間の高校生活を通して、同校の歴史のラスト1ページを刻む。

 生方校長が式辞で「沼田女子高校で充実した時間を過ごし、充実した学びを新高校に引き継いでほしい」と統合に触れて激励した。新入生を代表して、釘宮さわさんが「これからの3年間、自らの夢や目標に向かって、ひた向きに努力し、大きく成長したい」と入学の言葉を述べた。

 1年生と2年生は来年4月、「沼田高」でそれぞれ2年生、3年生になる。

 沼田女子高は1921(大正10)年に開校。今年で103周年を迎えた。これまでに卒業生2万1000人余りを輩出している。

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