宝積寺(群馬県甘楽町轟)本堂前にあるシダレザクラの古木が見頃を迎え、花見客でにぎわっている=写真。周辺に咲くソメイヨシノやヤマザクラなどの約200本もほぼ満開となり、境内をピンク色に染めている。
シダレザクラは江戸から明治に移る頃に植えられ、樹齢は150年を超えるとされる。樹高は約14メートルに上り、花見客は見上げるようにして濃いピンクの花をめでていた。
寺によると、14日ごろまで楽しめる。本堂では能登半島地震の写真展を開き、義援金を募っている。西有孝裕住職(65)は「コロナや震災があったが、サクラを見て皆さんに元気になってほしい」と話している。