想像を超えるドジャース“安打数トップ3”の破壊力!「トリオの打撃力は止められない」と米メディア熱視線

ロサンゼルス・ドジャースは現地時間4月8日、ミネソタ・ツインズとの3連戦の初戦に臨み、大谷翔平の3号本塁打などにより、4対2で勝利を収めた。前日までのシカゴ・カブスとのカードでは今季初の負け越しを喫したものの、ツインズ戦では本塁打を含め3安打をマークした「日本人スター」のバットが、チームに活気を与え勝利を手繰り寄せた。

直近5試合で3本塁打を記録するなど、いよいよ本調子となってきた大谷をはじめ、開幕から前評判通りの迫力をみせつけているドジャース打線。ツインズ戦初戦も4得点ながら、全体で計10安打を記録した。

特に、ムーキー・ベッツから始まる上位打線、大谷翔平、フレディ・フリーマン、さらに捕手のウィル・スミスは現在、いずれも打率3割を大きく上回っており、開幕から他球団の脅威となり続けている。スタープレーヤーそれぞれが実力を発揮しているラインナップは、各国メディアからの関心を惹きつけており、スペイン紙『MARCA』の米国版でも特集記事の中で取り上げている。

現地4月8日配信の記事では現在、ドジャース内で、ベッツ、大谷、スミスが安打数トップ3(8日時点)であるとして、「このトリオの打撃力は、フィールドで事実上、止められないものとなっており、ドジャースをシーズン序盤から有利に位置づけている」と評している。

さらに、「ベッツ、スミス、オオタニのインパクトは、その見事な安打数だけにとどまらず、チームの成績にも大きく影響している」と指摘。その上で「現在の成績から、ドジャースがMLB優勝を目指す強力なコンテンダーであることは明らかだ。これらの選手たちの多彩な攻撃力が、チームの早い段階での成功に極めて重要な役割を果たしたことは紛れもない事実だ」と主張している。

加えて、「彼らの活躍は波及効果を生み、チームメイトを鼓舞し、ロースター全体を活気づける」と打線やチーム全体への影響も大きいと説きながら、「今シーズンの難局を乗り切る上で、ドジャースの強力なオフェンスと結束力のあるチームワークが、メジャーリーグでの栄光を手にするための重要なファクターとなるはずだ」と論じている。

まさに、開幕前からの想像を超えるほどの破壊力を示しているドジャースのラインナップ。そして、その打線の主軸を担う大谷のパフォーマンスには、これまで以上に視線が注がれていくことも間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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