【ノア】拳王が清宮海斗に〝ジュリア化〟厳命「お前もしたたかになれ」

清宮海斗との一騎打ちを控える拳王

ノアの拳王(39)が、一騎打ちを控える清宮海斗(27)に〝ジュリア化〟を求めた。

泥沼化している抗争の発端は、清宮から「気持ち悪い」などと嫌悪感をむき出しにされたことだ。舌戦の末に11日東京・後楽園ホール大会でのシングルマッチが決まり、拳王が敗れれば絶縁することになった。

ただし嫌がらせに関してマット界で右に出る者はいない拳王が燃えないはずはなく、試合が決まってから連日のように挑発を続ける。8日の新宿大会では試合がないのに新弟子時代の清宮の顔がプリントされたTシャツを着て登場し、大乱闘を繰り広げた。

清宮から「ストーカー」とまで呼ばれた拳王は「俺は清宮を昔からかわいがっていた。節目節目のビッグマッチで当たってきたんだ。そういう選手に『面倒くさい』とか言われた心情は誰もが分かると思う。終わりたくない。2人の物語はもっと続いていくと思うから…」と、被害者かのように理解を求める。

続いて名前を出したのが、女子プロレス「スターダム」を退団したジュリアだ。1日のノア「MONDAY MAGICシーズン2」(新宿)に電撃登場し、5月4日東京・両国国技館大会への参戦を表明したかと思えば、6日(日本時間7日)には米WWE・NXT「NXTスタンド&デリバー」を観戦する様子が全世界に配信された。

拳王はこれを引き合いに「ジュリアにはWWEとMONDAY MAGICを二股にかけるしたたかさがあるんだ」と指摘。その上で「清宮なんて団体内の本命(大岩陵平)といるだけで頭がいっぱいだろ! だからダメなんだよ。お前もしたたかになれ。俺を浮気相手にするくらいでいいんだ。ジュリアを見習え!」と怒声を上げた。

ちなみに清宮から嫌われている理由については「一切、心当たりがない」という。「試合後は清宮に『拳王がいないと俺はダメだ』って思わせる」とうそぶいたが、揺れる2人はどこへ向かうのか。

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