首位キープも失策ワーストの西武は「もう練習しか無い」高木氏は名手・源田の痛恨悪送球を分析

◆ 「源田のところに飛んだから…」

西武は9日、県営大宮球場でのロッテ戦に0-5で敗戦。先発した平良海馬が7回3失点の力投も、打線が要所であと一本が出ずに連勝が「2」で止まった。

互いに無得点で迎えた4回の守備に痛いミスがあった。一死から安打で出塁を許すと、ここで迎えた山口航輝が放ったボテボテの打球を遊撃手の源田壮亮が素早く処理するも送球がワンバウンド。これを一塁手のヘスス・アギラーが捕球できずにボールが一塁ベンチ方向へ転々とし、二・三塁にピンチが拡大してしまった。

その後先制2点適時打を献上してしまった西武だが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では名手の源田が見せた痛恨のワンプレーに注目が集まった。

番組MCを務めた高木豊氏が「ピッチャーとしたら源田のところに飛んだらもう安牌だと思うんですよ。やっぱりショックって大きいと思う」と切り出すと、続けて「源田のところに飛んだから外野手もカバーリングが遅いんですよ。もう皆安心してる」と周囲のショックを分析。

18年から6年連続でゴールデングラブ賞を獲得している名手だけに、ナインに走った動揺、またその後の対応が遅れてしまったと源田の失策がもたらした影響を推察した。

また高木氏は続けて「西武はね…開幕してから6失策(リーグワースト)。ちょっと多いんですよ」と野手陣の失策数について触れると、これには同じく出演した坂口智隆氏も「これはもう練習しか無いですね。試合が続くんですけど、時間を見つけて練習をしていくしかない」とコメントし、守備力アップの難しさを強調した。

この日の失策は慣れ親しんだベルーナではなく地方球場だからこそ起きたハプニングかもしれないが、2失点に繋がったのもまた事実。チームは開幕3カードで6勝3敗と勢いに乗りつつあるだけに、野手陣全体で不用意な失策を減らす取り組みが必要なのかもしれない。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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