草津市土地開発公社/烏丸半島中央部の複合型観光集客施設、優先交渉権者にJPF

滋賀県草津市の草津市土地開発公社は、「烏丸半島中央部複合型観光集客施設事業」の実施事業者を選定する公募型プロポーザルで、JPFを優先交渉権者に選定した。同者は人工サーフィン施設を中心とした複合型観光集客施設を提案。琵琶湖岸全体の観光拠点として地域レクリエーションと観光産業の活性化、関係人口増加に寄与する施設を目指す。プロポーザルには2者が参加した。
同公社が所有する烏丸半島中央部の未利用地で、民間活力の活用による複合型観光集客施設整備を行い、地域の活性化につながる街づくりを進める。対象地は西側を県立琵琶湖博物館、東側を市立水生植物公園みずの森、南側を烏丸記念公園とそれぞれ隣接する下物町烏丸1091の163の敷地9万0653平方メートル。対象地の現在の用途地域は、市街化調整区域(建ぺい率40%、容積率200%)。
契約形態は、土地売買契約または事業用定期借地権設定契約(20年以上30年以内)。売却の場合、売却価格(参考額)は5億6304万1000円。定期借地の場合、貸付額は1年当たり2252万1000円。契約締結日から2年以内の着工と5年以内の提案用途による土地利用開始が条件。
開発に当たっては▽周辺施設との調和、景観への配慮▽緑地・広場の創出▽憩い・安らぎの提供、人々の交流、自然環境との調和-を基本方針として定めている。

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