中道あんさん流【還暦パリひとり旅】海外スマホのWi-Fi問題はこうやって解決!

「いつか時間とお金ができたらパリに行ってみたいなぁ」そんな思いをついに叶えた、トップブロガーの中道あんさん。パリひとり旅は、「60歳になった自分に自分でお祝いがしたい」という気持ちから始まりました。「ひとり旅の最強の味方」というスマホの海外での Wi-Fi問題を、中道さんはどう解決したのでしょう。話題の新刊『ビバ!還暦 60歳海外ひとり旅はじめました』からご紹介しましょう。

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海外旅行でのライフラインはスマホ。ひとり旅の最強の味方といっていいほど。空港に着いたらまずスマホを使えるように設定しなければならない。

おおまかな方法は3つある。
・携帯電話会社の海外パケット定額サービス
・モバイルWi-Fiをレンタル
・海外SIMカード

空港やホテルではフリーWi-Fiを使えたりもするけれど、無料のWi-Fiスポットを探すのは面倒でかなりストレスだ。これまで、海外旅行のときにはモバイルWi-Fiをレンタルしてきた。小さいとはいえ、持ち歩く不便さもあるし、紛失した場合は弁償しなきゃならない。家族旅行ならそれ1台でまかなえるから、荷物係の子どもに持たせておけるのだが、自分ひとりじゃ邪魔になってしかたない。

今回の旅は余計なストレスを抱えたくなかったこともあり、モバイルWi-Fiのレンタルはなし。

また、私が利用している携帯電話会社の海外サービスは一日980円。10日間利用すると1万円近くにもなる。

残る選択肢は海外SIMカード。これが一番スマートで経済的。カードをCDG空港の売店で購入するという方法もあるけれど、まったく語学ができない自分にはハードルが高い。そこで事前に日本で購入しておき、飛行機の中で交換した。

Amazonで購入したら2日後には配達され、その速さに本当に驚く。何より日本語の説明書がついておりわかりやすい。渡航2日前までに手続きを済ませておき、飛行機の中でSIMカードの交換をすれば、地上では5分もかからず設定完了である。

説明書には若干聞きなれない専門用語があり、それを理解できなければ、ググって調べなければならない。これはアナログ世代が超えなきゃいけないハードル。だから、コストがかかっても携帯電話会社のサービスを利用しようと思ったのだが、頭を悩ませたり、手間を嫌がっているようでは、ますます老けていく。老いるとは新しいことに触れないということ。そこで、今回は少し不安ながらもSIMカードを購入したのだ。

実際は「案ずるより産むが易し」で、実際にやってみたらなんてことはなかった。SIMカードは1980円。同じ時期に渡仏した友人から聞いた話では空港では40€だったそうだから、日本での購入をオススメする。

※この記事は『ビバ!還暦 60歳海外ひとり旅はじめました』中道あん著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。


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