出塁率リーグトップも未だノーアーチ…燕の主砲・村上宗隆に高木氏「もっと振っていいのでは?」

◆ 「我慢しかないですよね」

ヤクルトが巨人に1-3の逆転負けを喫し、借金2となった。この日も3四球を選ながらも、未だノーアーチで打点も0となっている燕の主砲・村上宗隆の現況について、9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した斎藤雅樹氏は「レフト前ヒットでもいい時だったら、レフトスタンドまで打球が上がるんでしょうけど、今なかなかこう上がっていかない感じはありますね」と5回の第3打席の内容を分析。そのうえで「4番というのは、やっぱり打点ですし、ホームランっていうのがもう彼の1番の魅力ですから。彼の一発でチームはやっぱりガラッと雰囲気が変わりますしね」と主軸としての仕事に期待した。

もう一人の解説者の坂口智隆氏は「勝負を避けられる場面っていうのもやっぱり目立つので、今は我慢なのかなと。イライラして自分で崩れていくこともないと思うので、 我慢しかないですよね」と強打者ならではの悩みもあるのではと分析した。

またMCを務めた高木豊氏が「もっと振っていいのでは?」と指摘すると、坂口氏も「仕掛けていかないと、やっぱバッターって感覚が合わないって言いますからね」と同意しつつ「難しいところではあるのですが、ストライクはしっかり振って、我慢するところは我慢する」とメリハリをつけたバッティングが必要と説いた。

出塁率は.488のリーグトップの成績でチームに貢献しているが、令和唯一の三冠王経験者への期待は、さらに高いところにあるようだ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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