「工作楽しみ」新しい放課後児童クラブの内装は木の温かみ 1日40人利用 京都府南丹市

施設の完成を祝う式典で、感謝の言葉を話す児童たち

 京都府南丹市八木町の八木西小学校のそばに、同小学校の児童たちが通う「八木せきれい西放課後児童クラブ」が完成し、記念式典が開かれた。利用する児童たちや南丹市関係者が祝った。

 同クラブは住民も使う「八木青少年センター」を間借りする状態だったため、南丹市は同小学校隣接地に重量鉄骨造2階建ての専用施設を1億8400万円かけて整備した。延べ床面積は約330平方メートルで、木材を生かした温かみのある内装に仕上げた。平日に1日当たり約40人が通う見込み。

 3月27日の式典には、西村良平市長や國府常芳教育長、児童らが参加。西村市長は、学校周辺で住宅開発が進んでいるとして「将来に向けて施設整備が必要。子どもの居場所としても、父母が安心して働くためにも役立つと期待している」と述べた。

 2年の男児(7)は「友達と工作をするのが楽しみ」と喜んでいた。利用は29日に始まっている。

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