F1角田裕毅を英国の辛口番組が絶賛 母国での快走は「英雄的」…リタイアのリカルドと「対照的」

日本GPで10位入賞を果たした角田裕毅【写真:ロイター】

RBの2人は角田が10位入賞、リカルドが1周目リタイアという結果に

自動車レースのF1は今季第4戦・日本グランプリの決勝が7日に行われ、唯一の日本人ドライバー角田裕毅(RB)が10位入賞を果たした。第3戦・豪州GPの7位に続く2戦連続の入賞に、モータースポーツの本場欧州での評価も急上昇。英国では辛口で知られる公共放送BBCの人気番組「トップギア」が「ユウキ・ツノダがRBを背負っている」と大絶賛だ。

レースはスタート直後のオープニングラップで、角田の同僚ダニエル・リカルド(RB)とアレクサンダー・アルボンが(ウィリアムズ)が接触。いきなりそれぞれリタイアとなる波乱の展開に。そんな中、角田は堅実な走りを見せた。23周目には順位争いを繰り広げる5台のマシンが同時にピットインする中、クルーの超速作業にも支えられ順位を上げた。角田にとって母国でのポイント獲得は初めてだった。

「トップギア」は「日本GPでの5つの最大の話題」という記事の中で角田の快走を紹介。「ユウキ・ツノダがRBを背負っている」というタイトルを掲げて大絶賛した。

「2024年は3チームがまだポイントを挙げていないが、英雄的なユウキ・ツノダのおかげでRBはそのうちの1つではない。23歳はオーストラリアで堅実な7位を獲得し、母国の観客の前では、複数台のマシンの前に出るRBの素早いピットストップにより、さらなるポイント獲得で再び結果を残した」

一方、批判を浴びているのが赤旗中断の原因ともなったリカルドだ。「予選でツノダに再び敗れ、決勝では3コーナーでアレックス・アルボンを押し出し、タイヤの壁に突撃したダニエル・リカルドとは対照的だ」と、チーム内でついた明暗を伝えていた。

THE ANSWER編集部

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