米連邦航空局、ボーイングを調査 中型機787の耐久性で内部告発

米西部ワシントン州の工場で製造される、ボーイングの中型機787=2017年6月(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT、電子版)は9日、米航空機大手ボーイングの中型機787の耐久性に問題があるとの内部告発を受けて米連邦航空局(FAA)が調査を始めたと報じた。

 内部告発したのは、ボーイングに10年超勤務してきたエンジニア。787の組み立てラインで胴体部分の固定方法などが変更されたため、長く使い続けた後に耐久性の問題が生じる恐れがあると主張している。

 ボーイングはNYTに対して製造上の変更があったことを認めつつ、「機体の耐久性や安全性に問題はない」と答えた。

© 一般社団法人共同通信社