米、ウクライナへミサイル部品 売却承認、没収のイラン武器も

ホワイトハウス

 【ワシントン共同】米政府は9日、ウクライナに提供した地対空ミサイル「ホーク」の機能強化に向け、1億3800万ドル(約209億円)相当の部品をウクライナへ売却することを承認し、議会に通知した。ロシアによるミサイルや無人機の攻撃が激しくなり、防空態勢強化が課題になっていた。

 米中央軍は9日、米政府がイランから没収した武器もウクライナに提供することを明らかにした。2021年5月から23年2月にかけ、イラン革命防衛隊がイエメンの親イラン武装組織フーシ派に船で引き渡そうとする途中で、中央軍などが押収していた。5千丁以上の自動小銃AK47や弾薬50万発などが含まれる。

© 一般社団法人共同通信社