MLB公式サイトが「まだ早すぎる」新人王結果を発表 ナ・リーグは山本由伸2位、今永3位

山本と今永

MLB公式サイトは9日(日本時間10日)に「まだ早すぎる」と前置きし今季の新人王模擬投票の第1回の結果を発表した。同サイトの記者ら43人が上位5人を選び、1位5点、2位4点、3位3点、2位2点、1位1点の配分で投票した。

ドジャースの山本由伸投手(25)は1位票を15票獲得してナ・リーグ2位だった。

「山本は3月21日のパドレス戦は恐らく最悪のメジャーリーグデビュー戦となった。1イニングで43球を投げ、4安打5失点、1四球、1死球、1暴投だった。しかし、それ以降は良くなった。ここ2回の先発で10回無失点、5安打、2四球、13三振を記録している。土曜日(6日=同7日)にリグリー・フィールドで行われたカブス戦はこれまでで最も良い内容だった。(メジャー初)勝利を挙げたこの試合で奪った8つの三振のうち、4つはヨーヨーカーブによるものだった」

カブスの今永昇太投手(30)は1位票7票で3位に入った。

「山本のカーブが打者を翻ろうしている一方でもう一人の日本の新人投手はスプリッターとフォーシームで打者を圧倒している。今永はスプリットが勝負球になった9打席で5つの三振を奪い、最初の2試合の先発登板での(スプリットの)空振り率は64・8パーセントという傑出した数字を残した。左腕の速球に対して打者は24打数1安打。その結果、2試合で計10イニングを投げ、防御率0・00、四球ゼロで12三振奪っている」

ナ・リーグの1位はブルワーズのジャクソン・チョウリオ外野手(20)で1位票を17票獲得している。打率2割7分8厘、2本塁打、7打点、1盗塁。「メジャー最年少の選手はすでにメジャーリーガーに見える」と評価した。ジャイアンツの李政厚(イ・ジョンフ)外野手(25)は1位票3票で4位にランクインしている。

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