チームメイトもその活躍に衝撃を受けているようだ。
現地時間4月7日に行なわれたトッテナム対ノッティンガム・フォレスト戦(プレミアリーグ第32節)は3-1でホームのトッテナムが勝利を飾った。
この試合で決勝点となるチーム2点目のゴールを奪ったのが、オランダ代表DFのミッキー・ファン・デ・フェンだった。52分にペナルティーアーク付近でパスを受けると、左足の強烈なキャノン砲でゴール左上隅に突き刺した。
昨夏にヴォルフスブルクから加入したファン・デ・フェンは、開幕戦からCBのレギュラーを確保すると、抜群のデュエルの強さと左足からの正確なビルドアップですぐにチームに欠かせない選手に。11月から12月にかけて筋肉系の怪我で離脱する期間はあったものの、復帰後も変わらぬ活躍を見せている。
今シーズンのプレミアリーグ最速となる時速37.38kmをマークするなど、とりわけそのスピードは圧巻で、ハイラインを敷くトッテナム最終ラインの文字通りのキーマンとなっている。
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そんな22歳の若きCBについて、ノッティンガム・F戦後、同僚のイングランド代表MFジェームズ・マディソンは次のように語っている。
「昨年の夏まで彼のことを知らなかったから本当に驚いたよ。ミッキーはトップレベルの選手だ。いままで見た中で一番速いし、守備もボールの扱いも凄くうまい」
続けてマディソンはプレー面だけでなく、そのパーソナリティーも絶賛している。
「素晴らしい若者であり、とても謙虚なんだ。毎日一緒にいるとそれはプレーと同じくらい重要なことだよ。彼を獲得できたのは、リクルートチームの功績でもある。あのようなレベルの選手なら、ヨーロッパで名前を聞いたことがあるはずだからね」
オランダ代表としてもフィルジル・ファン・ダイクの後継者として期待を集めるファン・デ・フェン。現在のパフォーマンスを続けていればいずれは世界最高峰のDFに成長するかもしれない。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部