移籍先なし…エ軍が手放せなかった左腕が無双 衝撃の球団1位に「去年とはまるで違う」

エンゼルスのタイラー・アンダーソン【写真:ロイター】

アンダーソンが開幕から2試合14イニングを無失点の好投

エンゼルスのタイラー・アンダーソン投手が絶好調だ。ここまで2試合に先発し、14回を無失点。2勝負けなし、防御率0.00の好成績を収めている。昨季は防御率5.43の苦しんだ左腕の変化にSNSでも「去年とはまるで違う 活躍ぶりですね」「去年だと全くあり得なかった光景……」と驚きの声が上がった。

アンダーソンは2日(日本時間3日)の敵地・マーリンズ戦で今季初登板。7回83球を投げ、4安打2四球5奪三振無失点の好投で今季初勝利を挙げた。さらに8日(同9日)の本拠地レイズ戦でも8回に先頭のシリに安打を許して降板したが、7回と0/3を4安打1四球3奪三振無失点に抑え込んだ。

シーズン初登板から2戦続けて7回以上を無失点に抑えた投手は球団初の快挙。ノーラン・ライアン氏が持つ球団記録の開幕から16回連続無失点まで残り2イニングとした。

2022年オフにエンゼルスと3年総額3900万ドル(約59億円1900万円)で契約合意。1年目は27試合に登板し、6勝6敗、防御率5.43と苦しんだ。チームは低迷とともに、“解体”し、米メディアによってウェーバー公示にかけられていたことが明らかにされた。しかし、年平均1300万ドル(約19億7200万円)の33歳の左腕に“引き取り先”は見つからなかった。

大谷翔平投手が抜けたエンゼルスで昨季の悔しさを晴らすような活躍。SNSでも「去年と別人」「デトマーズ、アンダーソンのダブルエース爆誕」とファンも注目していた。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2