30代女性に同意なくわいせつ行為、元南魚沼市職員に懲役3年求刑 新潟地裁長岡支部で結審 弁護側は執行猶予求める

 同意がない状態で30代女性にわいせつな行為をしたとして、不同意わいせつなどの罪に問われている新潟県の元南魚沼市総務部次長兼大和市民センター長の被告(60)=南魚沼市=の追起訴審理、論告求刑公判が4月9日、新潟地裁長岡支部(佐藤貴大裁判官)であった。検察側は懲役3年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めて結審した。判決は4月30日。

 起訴状などによると、男は2023年6月から8月にかけて、屋内や車内で3度にわたり、女性にわいせつな行為をしたとされる。

 検察側は論告で「常習性は明らかだ」と指摘した。弁護側は、被告が懲戒免職となっており、既に社会的に重い処分を受けていると訴えた。

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