河川敷にスケボー施設 27日、記念行事 一関・狐禅寺

一関市が東大橋直下の磐井川左岸に整備したスケートボード広場

 一関市は、同市狐禅寺地内の磐井川左岸に一関水辺プラザスケートボード広場を整備した。27日に市民らへのお披露目を兼ねたオープニングイベントとして記念式典や記念演技、スケボー体験会などが行われる。

 スケボー広場は、一関地区かわまちづくり事業の一環で整備が計画され、市の2023年一般会計当初予算で整備事業費3912万5000円が措置された。

 整備場所は、東大橋直下の河川敷で、面積が870平方メートル。舗装にはスケボーに最適なコンクリート材を使用した。利用無料で、利用時間は午前9時から日没までとなっている。市は利用者向けの案内板を入り口に設置し、市スケートボード協会に管理を依頼する。

 今後は、給排水施設が設置できない河川敷で自己完結型トイレとして使用でき、災害時に移動可能なトイレの設置も計画している。

 27日は午前10時30分からオープン記念式典を行い、テープカットやスケボー記念演技などで完成を祝う。当日は同協会主催の体験会やキッチンカーの出店も予定されている。

 一関地区かわまちづくり事業は、磐井川河川敷などの利活用を目的とし、国と市が磐井川緑地周辺エリアや一関水辺プラザエリアなどを対象に親水護岸や坂路といった施設の整備を進めている。

© 岩手日日新聞社