カウボーイズWRラムがホールドアウトのうわさを一蹴、「ダラスにいるつもり」

ダラス・カウボーイズのシーディー・ラム【AP Photo/Sam Hodde】

ダラス・カウボーイズのワイドレシーバー(WR)シーディー・ラムがホールドアウトするのではないかといううわさが飛び交っているが、本人は自分の将来について思い悩んでいる様子を見せていない。

ラムは『TMZ』のインタビューで、典型的なオフシーズンを過ごしているだけだと語った。

チーム公式サイトによると、ラムは「リラックスして落ち着いて、もちろんワークアウトもしている」と話したという。

新人契約の5年目を迎えているラムは2024年に1,799万1,000ドル(約27億3,057万円)を得る予定だ。ラムは巨額の契約延長を実現させると見られている。ミネソタ・バイキングスのWRジャスティン・ジェファーソンやシンシナティ・ベンガルズのWRジャマール・チェイスも新契約を求めているため、この3人が交渉でより有利な立場になることを求めて画策する中で、交渉期間が長引く可能性はあるだろう。

最近の報道では、ラムが新契約を得られなかった場合にホールドアウトする可能性が示唆されていた。カウボーイズは4月15日(月)から自主参加のオフシーズンワークアウトを開始する。最初の参加必須のワークアウト――スキップすると罰金が科される――は6月4日(火)から6日(木)にかけて実施される予定だ。

現在はカウボーイズの目標であるスーパーボウル出場に向けて貢献し続けることに集中していると語ったラムは、今シーズンもダラスにいるつもりだとつけ加えた。

ラムは「勝つこと――俺は勝つことと仲間と一緒に出場すること、それからもう一度これに挑戦することを楽しみにしている。ああ、俺はダラスにいるつもりだ!」と強調している。

ラムがオフシーズンワークアウトの序盤で参加しなかった場合、それが自主参加であることを踏まえると、受動的な姿勢だと言える。フィールド上でのワークアウトが始まったり、参加必須のミニキャンプの時期が来たりすれば、ラムの選択はより重みを増すだろう。

契約が成立しなければ、ラムは7月に実施されるトレーニングキャンプでホールドインするかもしれない。現地に集合し、ミーティングにも出席するが、練習はしないことを意味するホールドインは、罰金の可能性を避けられるだけでなく、交渉中に負傷する可能性も抑えられるため、トップクラスのスター選手の間に広がりつつある動きだ。

ラムもカウボーイズも一貫して、長期にわたって関係を続けたいと話している。今後はそれを実現させるために金銭上の問題を解決しなければならない。

【RA】

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