妖怪も交通安全啓発 水木ロードでパレード

水木しげるロードを行進して交通安全を訴える着ぐるみの妖怪たち

 春の全国交通安全運動が始まった6日、境港市の水木しげるロードで交通安全啓発パレードがあり、鬼太郎やねこ娘など着ぐるみの妖怪や関係者らが行進しながら市民や観光客に交通ルールの順守を訴えた。

 水木しげる記念館(同市本町)の前庭で出発式があり、伊達憲太郎市長が「交通事故のない社会の実現は切実な願い。交通事故撲滅に向けて取り組んでいく」とあいさつ。境港署の福本靖彦署長が「心の焦りが事故の原因になる。余裕のある運転を心がけ、事故をなくしてほしい」と呼びかけた。

 この後、着ぐるみの妖怪5体と市内の交通安全団体や観光協会、行政の関係者ら約50人が横断幕やのぼりを持ち、吹奏楽団「さかいみなとウィンドアンサンブル」の演奏に合わせてしおさい会館(同市大正町)まで約550メートルを行進した。

 同署によると、市内では今年に入り5日現在で9件の交通事故が発生し、9人がけがをした。春の全国交通安全運動は15日まで。

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