現地時間4月9日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の第1レグで、バイエルン・ミュンヘンは、冨安健洋(ベンチ入りも出番なし)が所属するアーセナルと敵地で対戦。2-2で引き分けた。
2連敗中のバイエルンは、開始12分でブカヨ・サカに先制点を許した後、セルジュ・ニャブリ、ハリー・ケインのゴールで前半のうちに逆転に成功する。しかし、リードを守り切れず。76分にレアンドロ・トロサールに同点弾を叩き込まれた。
6度目の欧州制覇を果たした4年前以来の4強入りへ、先勝を逃したが、ケインは一定の手応えを感じているようだ。クラブ公式サイトによれば、昨夏にトッテナムから加入したイングランド代表FWは試合後、かつての宿敵との激戦をこう振り返った。
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「パッションを示さなければならなかったなかで、それはできた。激しい試合だったし、簡単ではなかった。アーセナルはプレミアリーグの首位にいる。良い結果だし、(第2レグのある)来週前進できるよう願っている。多分、ホームのファンが違いを生み出せるだろう」
決勝の舞台は母国の聖地、ウェンブリーだ。それだけにモチベーションは非常に高い。
「ウェンブリーの夢はまだある。小さな一歩を踏み出したけど、来週には大きな試合が待っている。もちろん、ウェンブリーは僕にとって特別なものだ。でも、まだ先は長いよ」
ブンデスリーガでは、首位独走のレバークーゼンに勝点16差をつけられており、12連覇は絶望的なバイエルン。現在プレミアリーグ首位の難敵を打ち破り、CLという名の唯一の希望を維持できるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部