メキシコTV局の日食中継で放送事故 男性が自前の〝トンデモ日食〟を晒し高笑い

メキシコのテレビ局「RCGメディア」(X@Rhevolverから)

メキシコのテレビ局が生放送中、誤って日食の代わりに男性の睾丸を生放送で放送してしまった。

メキシコ、米国、カナダなど北米で8日、皆既日食が観測された。世紀の天体ショーを何百万人もが鑑賞し、ニュース番組も皆既日食を大きく取り上げた。

しかし、メキシコのコアウイラ州の地方局「RCGメディア」の視聴者は全く違うものを目にしてしまった。

24時間年中無休のニュース番組で、男性司会者1人と女性2人が日食について話し合い、日食が見えた市町村のリストを挙げている。同時に視聴者から投稿された日食の動画を放送。その一つが、地面に置いたと思われるカメラで太陽を撮影したもので、ぎらぎら光る太陽に、垂れ下がった睾丸を重ね合わせていった〝ニセ日食〟だ。

その後、X(旧ツイッター)でRhevolverというアカウントのユーザーが「ハハハハハハ」と犯行声明を出した。

「私の日食動画を放送していただいたことには感謝しているが、私の名前のクレジットを入れてほしかった。ごきげんよう」として、RCGメディアの当該放送を画面撮りした動画をアップした。

そして、「RCGメディアは視聴者が投稿したコンテンツを確認せずに放送した。私の卵をテレビで見なければならなかった人たち、こんにちは」としてRCGメディアを非難した。

一部の地元メディアの報道によると、このニセ日食は実際には2017年から存在していたといい、Rhevolverがそれを盗用した可能性が高いという。

© 株式会社東京スポーツ新聞社