同組の年長者がどスライスを打ってボールは隣のホールへ! 偉そうに「フォアー」と叫んでいいの?

イラスト/星新一

ゴルフのルールブックは、その冒頭の第一章にまず『エチケット』の条文をうたっています。さまざまな職業、年齢のプレーヤーたちが等しくゴルフを楽しむために、それがもっとも重要だからです。他人を不愉快にする行為、行動を慎むのが紳士、淑女のエチケットであり、より多くの同好の士とゴルフを楽しむための礼儀です。

コースにおいては、限られたゴルフ場のスペースを大勢のプレーヤーがより円滑に、より快適にゴルフをするために、お互いに迅速に、安全に、効率的にプレーすることが大切になります。この点さえ理解しておけば、ゴルフ場は誰にとっても、もっと楽しい社交場になるはずです。さてあなたは、胸を張って「自分のゴルフマナーは完璧だ」と言えますか。
 
同組の年長者がどスライスを打ってボールは隣のホールへ! そんなとき、偉そうに「フォアー」と叫んでいいのでしょうか。
 
そんなときは、何をおいても「フォアー」と声を出し、安全の確保を第一に務めましょう。
 
打球事故は大ケガにつながる恐れがあるので、躊躇せずに「フォアー」大きな声で危険を知らせましょう。声をかけた後は、できればボールの行方を急いで確認しに行きたいです。事故がなくても、ボールの近くに人がいたらパーティを代表して即座に謝罪してください。
 
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