辞職願提出の川勝知事…心境問われ「散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」戦国時代“辞世の句”で示す(静岡)

新入職員への訓示で職業差別ともとられかねない発言が物議をかもしていた静岡・川勝知事が、10日 辞職願を提出しました。提出前には戦国時代の辞世の句を引用して、心境をあらわしました。

10日 朝、県庁に姿を見せた川勝知事。辞職願の提出を前にいまの心境を問われると…。

(川勝知事)

「心境?散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」「細川ガラシャです」

この後、午前9時過ぎに、県議会議長室を訪れ、議長に辞職願を提出しました。

これにより、川勝知事は来月10日にも失職する見込みで、辞職に伴う県知事選挙は、5月9日告示・26日投開票が濃厚となっています。

川勝知事は当初、6月の県議会初日に辞職する意向を示していましたが、自民党・公明党の両会派が早期の辞職を求めていました。

川勝知事は、午後に会見を開く予定で、辞職を早めた理由などを説明する見込みです。

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