目指したいのは「柔らかな光を味方につけた」シックでおしゃれな日陰の庭
キレイなお庭にするには、カワイイお花を咲かせるには、やっぱり“日なた”じゃないと……なんて思っていませんか? いえいえ、そんなことはありません。
日が当たらなくてもキレイに花を咲かせてくれる植物はたくさん存在します。逆に、なかには直射日光があまり得意ではない植物も。
“日陰”はガーデニングのマイナス要素だという思い込みを捨ててみませんか?今回は、強い日差しが遮られたお庭や花壇、つまりシェードガーデンに合った植物を、参考価格とともに紹介します。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
この記事で紹介する「日陰の庭(シェードガーデン)におすすめの植物」
- リシマキア
- セダム
- ゲウム
- ティアレラ
日当りの悪いお庭やベランダをステキなガーデニングスペースに変えてくれる植物たち。ぜひお気に入りを探してお迎えしてみましょう。
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葉っぱがオシャレで、お花もキュート!「リシマキア&セダム」
リシマキア
- 学名:Lysimachia
- 科名・属名:サクラソウ科 オカトラノオ属
- 開花時期:4月~8月
暑さにも寒さにも強く育てやすいリシマキア。カラーリーフが美しいだけでなく星型のかわいらしい花も咲かせてくれます。
赤みを帯びたシックなブロンズカラーの葉を持つ「ペルシャンチョコレート」や黄金色の葉の「オーレラ」など、品種も豊富。
湿度の高い場所に植えると元気に育ってくれます。中には水草として楽しめるものも。
匍匐性のものはグラウンドカバーとしても利用でき、踏まれても大丈夫です。ハンギングバスケットで吊るして飾ってもスタイリッシュな雰囲気が楽しめます。
※参考価格:200~500円前後(3号ポット苗)
セダム
- 学名:Sedum
- 科名・属名:ベンケイソウ科 マンネングサ属(セダム属)
- 開花時期:2月~11月(種類による)
マンネングサ(万年草)という別名を持つセダム。その名のとおり強健な性質を持ち合わせており、暑さや寒さにも強い植物です。
そのたくましさとは裏腹に、繊細な葉の形や色が楽しめます。さらにやわらかなピンクやイエローの花をいっぱいに咲かせてくれる姿がとても健気。
グラウンドカバーとしても優秀選手。寒さには強いですが高温多湿には弱いため、雨があまり当たらず、風通しのよい半日陰になる場所が最適でしょう。
※参考価格:200~500円前後(3号ポット苗)
明るい花色で草丈もあるから存在感抜群!「ゲウム&ティアレラ」
ゲウム
- 学名:Geum
- 科名・属名:バラ科 ダイコンソウ属
- 開花時期:5月~6月
山野草としてロックガーデンなどにも利用されるゲウム。オレンジやレッドなど生命力を感じさせるエナジーカラーが魅力です。
比較的高さがあり、風にゆらゆらと揺れる姿が素朴でナチュラルな雰囲気のガーデンによくマッチします。高温多湿に弱いので、風通しのよい半日陰が生育場所に適しています。
※参考価格:400~800円前後(3号ポット苗)
ティアレラ
- 学名:Tiarella
- 科名・属名:ユキノシタ科ズダヤクシュ属
ふんわりとしたパステルカラーの花穂と鮮やかなグリーンの葉とのくっきりしたコントラストが美麗なティアレラ。
草丈も高く、とかく地味になりがちなシェードガーデンの主役といっても過言ではないほどポピュラーな存在です。
日陰でも半日陰でもよく育ち、花をたくさん咲かせてくれます。日当たりのよすぎる場所は葉焼けしてしまう可能性があるので避けましょう。寒さには強いので、冬は戸外で冬越しできます。
※参考価格:600~1200円(3号ポット苗)
目指したいのは「柔らかな光を味方につけた」シックでおしゃれな日陰の庭
今回は日当りの悪い「シェードガーデン」でも存在感を発揮してくれる、丈夫な植物を紹介してみました。
たとえ日陰であってもその環境に合っていれば、リーフを楽しむだけでなく、花も咲かせてくれるんです。
ぜひ参考にして、シックでオシャレなシェードガーデンに挑戦してみてくださいね。