【アイスホッケー】東北フリーブレイズ・若林総監督、男子日本代表コーチに「持っている力を全て出す」

アイスホッケー男子日本代表のアシスタントコーチに就任し、意気込みを語る若林氏

 日本アイスホッケー連盟は9日、青森県八戸市などを本拠地とするアジアリーグ「東北フリーブレイズ」の取締役兼総監督・若林クリス氏(51)が、男子日本代表のアシスタントコーチに就任したと発表した。東奥日報の取材に応じた若林氏は「非常に光栄なこと。自分が持っている力を全て出し、選手たちがいいパフォーマンスができるようサポートしていく」と意気込みを語った。

 若林氏のアシスタントコーチ就任は2012~13年シーズン以来、8回目。11日に北海道での代表合宿に合流し、選手の指導に当たる。男子日本代表は、28日にイタリアで開幕する世界選手権ディビジョン1A(2部相当)で、トップディビジョンへの昇格を懸けて5試合を戦う。代表合宿参加選手には、ブレイズのFW武部、石田、ロウラーの両DFのほか、東洋大のFW大久保(八戸二中-駒大苫小牧高出)ら29人が選出された。

 若林氏は「少しでも日本代表の力になれるのであれば、何でもやろうと思った」とオファー時の心境を語り、「五輪出場から遠ざかっている日本の成長した姿を披露したい。代表での指導経験を八戸のアイスホッケーの発展にもつなげていけるよう尽力する」と話した。

 男子日本代表は今年2月、26年のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の3次予選を突破しており、1998年の長野五輪以来28年ぶりとなる出場権獲得を目指して、8~9月の最終予選にも臨む予定。

© 株式会社東奥日報社