「青池」雨でも変わらぬ神秘の輝き 十二湖(青森・深浦町)で山開き

降りしきる雨の中、群青色に輝く青池=9日午前、深浦町

 世界自然遺産・白神山地の西側の麓にある青森県深浦町の十二湖で9日、観光シーズン到来を告げる山開きが行われた。冷たい雨が降りしきるあいにくの天候となり、観光客の姿はなかったが、関係者が名所「青池」の変わらぬ群青色の輝きを確認し、今季のにぎわいに期待した。

 近くのアオーネ白神十二湖で安全祈願祭と山開き式典があり、出席した関係者約100人が今シーズンの無事を祈った。式典のあいさつで吉田満町長は「いよいよ深浦町の観光シーズンの幕開け。本年度こそ、コロナ禍や豪雨災害のダメージを払拭する飛躍の年にしたい」と述べた。

 町観光課によると、2023年の青池周辺への入り込み客数は9万4884人。豪雨被害でJR五能線の深浦-岩館(秋田県)間が約4カ月間不通となった22年の6万2754人からは若干回復したが、2年連続の豪雨災害で7月中旬から約1カ月間五能線が不通になった影響もあり、コロナ前の19年の27万人超には遠く及ばなかった。

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