カズレーザー “日本経済にとって人口減少はプラスになる…?”専門家が注視するAIと社会保障

お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が9日に放送された。今回は『まだ間に合う!株で勝ち組になる方法』をテーマに、『日経平均30万超え!?大インフレ時代が到来』という講義で、日本株のスペシャリストが少子化に悩む日本が大逆転を果たす切り札について解説を行った。

アメリカ経済が世界をリードすることで、大規模なインフレが起こると語る専門家は、2050年までに日経平均株価が30万円に到達するとの大胆な予測を紹介。さらに現在、世界の投資マネーが再び日本に集まり始めているとして、今後40年間にわたって日本経済は好景気が続くとも語った。

人口の減少など様々な課題を抱える日本経済だが、この点に関しても専門家は「むしろこれからの時代は、人口減少はその国に追い風、プラスになる時代になるんじゃないかな」と発言。一般的に人口が減少すると、労働者が減って生産力が低下すると思われがちだが、専門家は「AI の発展によって人というのは、今後不要になってきます」と、技術の進歩で人間が職を失う可能性に触れ、人口の多い国では社会保障の経済的な負担が大きくなるとした。

ここでカズレーザーはこれまでの日本経済の成長について「(人口が)多すぎた時期に、例えば都市部に人口が集中しすぎて、そこから分散させよう、効率化させようってなった時期を日本は経験したと思う」と、人口の多い時期に成長した地方部が、人口減少によってサービスの経済的な効率を下げるのではと発言した。この指摘に対して専門家が「例えば地方で今タクシーの運転手がいないですと。(解決策は)自動運転ですよね」と語ると、さらにカズレーザーは「地方で本当は一番効率化を進めるべきだと思うけど、地方でアジャストしたサービスっていうのは、都市部でメリットがあんまりうまく合わないから、参入する人が民間では少ないから、国がやらないといけない。そうするとまたコストになるっていう考えがある」とさらにコメントした。

専門家は一連の指摘について、都市化の問題や地方の空洞化は全世界で起きているとしたうえで「日本の解決策っていうのは全世界にある意味通用する」と、いち早く人口減少を経験することが、日本経済のアドバンテージになると語った。さらに日本が持つもう一つの強みとしてインフラの整備を挙げた専門家は、今後高齢化が予想されながら整備の行き届いていない国もあるとして「日本ってお金持ちになってから歳をとったんです。中国はお金持ちになる前に歳をとっちゃいます。ちょっといろんな問題があるんですね」とも発言。人口減少をネガティブに見る必要はないとまとめた。

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