大館城外観、CGで再現 秋田職能短大、24年度一般公開目指す

 戊辰戦争(1868~69年)で焼失した「大館城」の外観が、コンピューターグラフィックス(CG)で立体的に再現された。秋田職業能力開発短期大学校の教員と学生が2023年度総合制作実習として作成。24年度は一般公開を目指し、桂城公園(大館市字中城)となっている城跡にスマートフォンやタブレット端末をかざすと城が見られるように研究を進める。

 大館城は16世紀中頃、浅利勝頼が築いたとされる。浅利氏の滅亡後は秋田氏、江戸時代には佐竹氏一門の佐竹西家が城代(じょうだい)として治めた。戊辰戦争時の1868年に全焼、落城し、建物に関する記録は十分に残っていない。

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