嵐は会社設立も…稲垣吾郎と三宅健が共演、Number_iは“忖度の本丸”出演で4・10STARTO社ドームライブは「試金石」

嵐 (C)ピンズバNEWS

4月10日、旧ジャニーズの新会社STARTO ENTERTAINMENTがいよいよ本格的なスタートを切った。同日夜の東京ドームでの事務所ライブを目前に、HPが開設されたのだ。

「HPに多数の新情報が掲載されました。在籍するタレント、グループの一覧、ファンクラブのページ、そして《最新情報》に、さまざまなお知らせが掲載されました。東京ドームライブの演出が松本潤さん(40)と大倉忠義さん(38)であることも話題になりましたが、それ以上に大きな話題になったのが、嵐が5人で会社を設立したという報告ですよね。

2020年末の活動休止から大きな動きがなかった嵐。大野智さん(43)の芸能界引退もささやかれたなか、5人での新たな動きがあった。また、大野さんは個人としてもSTARTO社のHPにページがあり、同社と契約したことを伺わせます。これに、多くのファンが歓喜の声を上げていますよね」(ワイドショー関係者)

旧ジャニーズの新会社は本格的な船出となったが、イギリス公共放送BBCがジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を報じてからまだ1年余り。23年10月に「ジャニーズ事務所」は消滅し、同社を退所した“辞めジャニ”の存在感は日に日に増している。

平野紫耀(27)、神宮寺勇太(26)、岸優太(28)によるNumber_iが、アメリカ・カリフォルニア州にて現地時間4月12日~14日、19日~21日の2週にわたって開催される世界最大級の音楽フェスティバル「Coachella Valley Music and Arts Festival 2024」に出演することが4月8日に明らかになった。3人は14日(現地時間)のステージに登場する。

「滝沢秀明さん(42)率いるTOBEの中でも桁違いの活躍をしているのがNumber_iですよね。ここ最近は地上波番組への出演も増えています」(前同)

Number_iは4月1日放送の『CDTVライブ!ライブ! 4時間30分SP』(TBS系)に出演。『GOAT』と『Blow Your Cover』を披露すると、現在も旧ジャニーズ事務所に所属するTravis Japanの宮近海斗(26)が「フー!」と歓声を上げ、岸も手を振って応じるなど、ファンを喜ばせる“絡み”もあった。

「4月12日には毎週のように旧ジャニーズタレントが出演していた“ジャニーズびいき”、“忖度の本丸”とも言われた『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にも出演します。

同じTOBEの元Kis-My-Ft2の北山宏光さん(38)もソロ曲『THE BEAST』が4月9日に100万再生を突破。主演ドラマ『君が獣になる前に』(テレビ東京系)も4月6日にスタートしました」(前同)

さらに元V6の三宅健(44)が4月16日に、元SMAPの稲垣吾郎(50)がパーソナリティーを務めるラジオ番組『THE TRAD』(TOKYO FM)に出演することも決定した。

X(旧ツイッター)には、

《今日は、Number_iのコーチェラ出演が知らされた日、稲垣吾郎のラジオに三宅健が出演する事が知らされた日》
《三宅健君が吾郎さんのラジオに出ると聞いて嬉しい。どんどん共演して欲しいよ 何年もNGだったけど》
《SMAPとV6の共演とかめちゃくちゃテンション上がる 三宅健くんのSMAP愛をよく聞いてるから吾郎さんとのラジオ共演嬉しいな》

といった声が寄せられている。

■錦戸亮&山下智久は地上波ドラマ出演 辞めジャニの攻勢強まる

4月11日にフジテレビ系でスタートする木曜劇場『Re:リベンジ-欲望の果てに-』では、元関ジャニ∞(現:SUPER EIGHT)の錦戸亮(39)が、主演の赤楚衛二(30)に相対する主要な役を務める。そして4月24日に同局系でスタートする水10ドラマ『ブルーモーメント』では山下智久(38)が主人公の気象庁気象研究所の研究官の晴原柑九朗を演じる。

芸能界、テレビ界に強くあった“忖度”が消滅し、“辞めジャニ”が大攻勢をかけるなか、STARTO社は本格始動することになったのだ。

STARTO社による初の大型ライブイベント「WE ARE! Let‘s get the party STARTO!!」が、4月10日に東京ドームで、5月29日と30日に京セラドーム大阪で開催される。

ライブにはNEWS、SUPER EIGHT、KAT-TUN、Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、timelesz、A.B.C-Z、WEST.、King&Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子、トラジャ、Aぇ!groupの14組が出演する。

しかし、世間はジャニー氏の加害問題をいまだ重く見ている。3月30日にはBBCがドキュメンタリー番組『捕食者の影 ジャニーズ解体のその後』を放送。SMILE-UP.の東山紀之氏社長(57)にモビーン・アザー記者がインタビューを行ない、ジャニー氏だけではなく、事務所スタッフ2人がタレントに加害をしていたという衝撃の事実も明らかになった。

「STARTO社にとっては“これから”という時に新事実が明らかになったんです。在籍タレントのCM契約はまだまだ厳しいですし、NHKは旧ジャニーズタレントを完全に排除。

フジテレビも3月をもってKinKi Kids、TOKIO、SUPER EIGHT、ヘイセイの冠番組を終わらせ、山下さんや錦戸さんをドラマに起用するなど辞めジャニ重視に切り替えつつあります。まだまだ逆風が吹く旧ジャニーズ勢ですが、4月10日のドームライブに、逆襲できるかどうかがかかっているとも言えるでしょう」(芸能プロ関係者)

■STARTO社は“特別”か“普通”か

ライブ前日の4月9日、Xにはライブのチケットを「譲ってください」「譲ります」のポストが大量に投稿され、定価1万5000円にもかかわらず、3万円、4万円、5万円……と定価の3倍以上で転売しようとする人も見受けられた。

「いまだに人気は健在ですよね。ただ、情報番組やワイドショーがこのライブをどう扱うかが、同社の今後の“復活”のバロメーターになるのかと。STARTO社は、今年から番記者に地方公演の“あごあし代”、いわゆる食事代と交通費を出すことをやめることを通達しています。それを受けて、スポーツ紙や情報番組への露出が減るのは間違いないと言われています。

そんななか、船出となるライブが大々的に扱われるのかどうか――メディアが同社とどう付き合っていくのか、そこが重要になると見られていますね。STARTO社が以前のジャニーズ事務所のように“特別”なプロダクションであり続けるのか、普通の芸能プロダクションになっていくのか、注目が集まります」(前出の芸能プロ関係者)

辞めジャニの存在感が増すなか、これまでメディアから特別扱いされてきた旧ジャニーズがSTARTO社になってどう変わっていくのか――4月10日の東京ドームライブは同社、タレントにとっても試金石になりそうだ。

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