パリ・サンジェルマン（PSG）のルイス・エンリケ監督が“古巣”バルセロナとの試合を前にコメントを出し、その内容が注目を集めている。
現地時間4月10日に控えているUEFAチャンピオンズリーグ（CL）準々決勝1stレグのバルセロナ戦を前にして、L・エンリケ監督が前日会見に出席。旧知の仲であるバルセロナのシャビ監督に“先制パンチ”を見舞った。
L・エンリケ監督は、記者から「バルセロナのDNAを最も体現しているのはあなたとシャビではないか？」と尋ねられると、次のように答えた。
「データを見てほしい。ボールポゼッション、得点チャンス、ハイプレス、獲得したタイトル――。間違いなく私の方がシャビよりバルセロナを体現しているね」
特に笑顔を見せるわけでもなく、L・エンリケ監督は真剣な表情でコメント。「違う意見を持つこともできるだろうが、間違いなくそれ（DNAの体現者）は私だ」と断言した。
L・エンリケ監督は、現役時代にバルセロナとスペイン代表で同じく現役だったシャビ監督と共闘。バルセロナが三冠を獲得した2014－15シーズン、両者の関係性は指揮官（L・エンリケ）と選手（シャビ）というものに変化していた。
時を経て、今季のCL準々決勝では互いにPSGとバルセロナの指揮官として対峙することになった。今回のL・エンリケ監督の発言を紹介したフランス紙『レキップ』は「疑いもなく、L・エンリケのコメントは前日会見のハイライトの一つだった」と伝えている。
