「整う」
気持ちのいい響きです。
整いブーム、来ていますよね。
サウナにヨガ、ウォーキングに食べ歩き…その人なりに様々な方法があると思いますが、筆者が長年かけて「これだ」とたどり着いた先は、鍼でした。
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鍼はいいよ～と話をすると、ほぼ皆さん口を揃えて「鍼！痛そう〜」とおっしゃいます。ですが、ピアスを開けるのが怖くて未だノーホールの筆者からすると、耳パッチンの方がよっぽど痛そうなのです。これは馴染みの問題？でしょうか、鍼＝痛いイメージを持たれている方はとても多いのが事実。
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でも鍼って実は、とっても気持ちがいいのです。
本当にいいものは自分だけのご褒美にしておきたい半面、ライターと名乗る以上、多くの方に正しくいいものを知っていただきたいもの。
今回は特に本気のとっておきをご紹介します。
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辻堂駅西口を降りて、斜め前に位置する茶色い煉瓦造りの建物5階にある、
「鍼灸師 やまざきあつこ」
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院長のやまざき先生は、学生時代バスケットボールをされていて、度重なる怪我に悩まされたご経験がありました。
ご卒業後は中学の体育教師をされていましたが、ご自身の経験を活かして人々が元気に笑顔で暮らせる手助けがしたいとの思いが募り、後に鍼灸の道を歩まれます。いろいろなご縁が繋がって辻堂に根を下ろし、まもなく25年になるそうです。
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院内に流れているのはフランス音楽のラジオ。とても心地良く、どこも清潔に保たれていて、3部屋ある施術室は完全個室ですので人目は全く気になりません。
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「調子はどうですか？」
「今日もね、肩甲骨の奥が痛むし、デスクワークが続いてお尻はしびれるしで、まぁぼちぼちですね。」
ざっくりした表現でも、体を見て触れて、その人その人に必要な施術を始めてくださいます。
そして皆さん、ご存じでしたか？ 鍼は赤ちゃんにも出来ることを。筆者は驚きました。
ミルクを上手く飲めなかったり、夜泣きが激しかったり、実は後に入っていたご予約はまさにその赤ちゃん。不登校に悩んでいるという小学生の男の子も通っているそうです。
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今回、お隣の部屋の方が承諾をして下さり、あまり見ることの出来ない施術中の様子を撮影させていただきました。
特に辛い箇所にはグリグリと動かしながら幹部を刺激する方法などもあって、これがまた絶妙な加減で気持ちいいのです。鍼の打ち方は一通りではないと、こちらも通い始めてから知ったことでした。
https://shonanjin.com/wp-content/uploads/2024/04/hari.koe_.mp4
動画出典：湘南人 撮影のご協力ありがとうございました
先生との出会いは、5年ほど前。海外での大物釣りを頑張り過ぎちゃった肘のケガから、生活の一部となっていたテニスが出来なくなり、体だけではなく心まで落ちかけ、藁をも掴む思いで治療先を探していた時でした。
それからは、毎月かかさずメンテナンスに通う日々。こうして元気に走り回れるのは、先生のおかげだと感謝しています。
【外部リンク：ANA釣り倶楽部 ＜極上の釣り旅＞ カナダ・バンクーバー】
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そして、テニスファンの方はお気づきかもしれません、壁に飾られてある聖地グランドスラムのポスターの数々に。
先生は辻堂に開院される前、女子テニス界レジェンドの海外ツアーや、日本代表チームのオフィシャルトレーナーとして帯同されていたご経歴もお持ちです。
「昨日の圭くんの試合観ました？」
魔法のような手技に加えて、興奮気味に話す観戦オタクの会話にもきっちり応えてくださるのは何よりの癒しタイム。そんな時間が持てる事もたまらなく好きなのです。
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鍼には、傷んだ箇所を治す、という直接的な治療効果もありますが、体全体の血流が良くなって脳内のセロトニンが活性化し、自律神経が整うなどのメンタル的効果も高く、リラクゼーションとしても非常に有効です。
実際、鍼が何十本と体にある状態でも、毎回ウトウト眠ってしまう筆者はリアルにそれを感じています。
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もっとください！と言いたくなる極上のマッサージでフィニッシュ。
施術が終わって外に出ると体はポカポカ、じんわりと体中の活発な血の巡りを感じて頭はすっきり。腕を伸ばして思いっきり深呼吸をしている自分に気がつきます。
鍼は、本来人間が持っている自然治癒力を高める伝統的医療。それでいて、この気持ち良さ。
出来るものなら毎日でもお願いしたいほどです。
先生、おかげさまで今日も、
「整いました！」
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店舗紹介
【鍼灸師 やまざきあつこ】 ■住所：〒251-0047 神奈川県藤沢市辻堂2丁目4-29 辻堂サンビューハイツ501
※駐車場はありませんが、辻堂駅西口から歩いて15秒です
■電話番号：0466-37-4144
■受付時間：10:00～19:00
■定休日：火曜・水曜
■施術時間：60分前後
■料金：7700円（税込）
■予約は電話か＜お問い合わせフォーム＞からお願いします
やまざき先生の著書
「女はいつも、どっかが痛い」 （取材・文 鳥居りんこ）
■発行所：株式会社 小学館 ¥1,430（税込）
