東証、午前終値3万9666円 利益確定売りと米株安で反落

東京証券取引所

 10日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落し、前日からの下げ幅が一時200円を超えた。この2日間で800円近く上昇したため、当面の利益を確定させるための売りが先行した。前日の米国株式市場でダウ工業株30種平均が下落したのも売りを誘う一因となった。

 午前終値は前日終値比106円89銭安の3万9666円24銭。東証株価指数(TOPIX)は4.77ポイント安の2749.92。

 外国為替市場でやや円高ドル安が進んだことで自動車など輸出関連銘柄の下げが目立った。米消費者物価指数の発表を日本時間10日夜に控えて様子見ムードも強く、平均株価の下げ幅は限られた。

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