『虎に翼』「結婚って罠」“寅子”伊藤沙莉の怒りに「同感」「パワーワードすぎる」

連続テレビ小説『虎に翼』第8回より(C)NHK

伊藤沙莉が主演を務める連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)の第2週「女三人寄ればかしましい?」(第8回)が10日に放送され、裁判を傍聴した寅子(伊藤)が結婚制度について言い放った言葉に対して、ネット上に反響が集まった。

よね(土居志央梨)を尾行し、初めて法廷で傍聴することになった寅子。行われていた裁判は、離婚で決着がつかない夫婦の間で、せめて形見の着物を返して欲しいと妻が夫を訴えたものだった。妻には所有権がないことを知って憤る寅子は、帰宅後に書生の優三(仲野太賀)に裁判について伝える。

優三は民法第801条1項の“夫は妻の財産を管理す”という一文を引用しながら、法律上、結婚した時点で妻は夫の管理下に置かれることを説明。現状では形見の着物の所有権は、夫の側にあると言わざるを得ないと話す。

なぜ結婚した女の財産は夫の管理下に置かれるのか。女性が置かれる理不尽な立場を認識し、ますます“結婚”に懐疑的になった寅子は、思わず居間でくつろぐ家族の前に肩をいからせながら駆け込み「罠だよ」とポツリ。思わぬ一言に家族が呆然としていると、寅子は「結婚って罠」と言い放ち「結婚すると女は全部、男に権利を奪われて離婚も自由にできないって誰かに教えてもらった? 教えてもらってないよね?」と一気にまくし立てると、家族全員を見回して、静かにその場を後にするのだった…。

寅子が放った「結婚って罠」という言葉に、ネット上には「結婚って罠だよ!!」「それなんだよ」「同感だし、わかるわー」などの共感や「パワーワードすぎる」「当時の法律は不平等だったんだなぁ」「女性が人として尊重されなかった時代を映していて考えさせられる」といった声も相次いでいた。

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