たつこ像の近く 小屋にクマ”居座り” おりで捕獲

9日夕方、仙北市の店舗兼住宅の敷地内でクマ1頭が目撃され、その後、敷地内の小屋にとどまり続けました。クマは10日午前6時過ぎに、地元の猟友会が設置した捕獲用のおりに入りました。

クマが居座ったのは田沢湖畔にあるたつこ像のすぐ近く、仙北市西木町西明寺字潟尻の店舗兼住宅の敷地内です。仙北警察署の調べによりますと、9日午後4時50分ごろ、この家に住む70代の女性が、敷地内にいる体長およそ1メートルのクマ1頭を目撃しました。女性が爆竹を鳴らしたところクマは敷地内にある小屋の中に入り、そのままとどまり続けました。

仙北市が地元の猟友会に依頼し9日夜に、小屋の出入り口に米ぬかと蜂蜜が入った捕獲用のおりを設置しました。そして10日午前6時10分ごろ、地元の猟友会と警察がおりに入っていくクマを確認し、捕獲しました。午前10時半ごろには県の自然保護課の職員が到着し、クマに麻酔をかけ、その後運び出されました。

現場は田沢湖畔にある県道沿いの店舗などが立ち並ぶ場所です。県警察本部によりますと、県内では今年1月から9日までに、クマの目撃情報が72件寄せられています。引き続きクマへの警戒が必要です。〆

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