鳥取・米子天満屋、島根県内に外商拠点へ JR松江駅近くのビル、17日開業 一畑閉店後、百貨店空白地で攻勢

開業を控える米子しんまち天満屋の松江事務所。外商員の拠点となり、島根県東部の商圏を開拓する=松江市朝日町

 一畑百貨店の閉店を受け、米子市西福原2丁目の百貨店「米子しんまち天満屋」が、松江市内に外商部門の拠点を設けることが9日、分かった。一畑百貨店が立地していたJR松江駅(松江市朝日町)近くのテナントビルを賃借して事務所を開き、一畑が商圏としていた島根県東部を中心に営業攻勢をかける。県境をまたいで進出し、百貨店空白県となった島根の顧客を取り込む。

 一畑百貨店跡から数十メートルほど南方にある2階建ての空きビルに入居。「天満屋松江ショップ」の店名を掲げ、外商員の拠点とするほか、商品の注文販売や中元、歳暮などの贈答品の販売機能を持たせる計画。17日に開業する。

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