元乃木坂46山崎怜奈、運営から「選抜0回」理由に涙もファンから絶大な支持のワケ

本人が思っているよりも、その足跡はファンの心に残っているようだ。

元乃木坂46の山崎怜奈が4月6日放送の『ウェークアップ』(日本テレビ系)に出演。乃木坂46の運営を統括する今野義雄氏との対談がファンの間で注目を集めている。

山崎は2期生として13年3月から22年7月までグループで活動。慶應義塾大学に進学するなどメンバーきってのインテリとしてクイズ番組やラジオ番組など「外仕事クイーン」として抜群のお茶の間知名度を誇った。

その一方で、乃木坂46時代には一度も選抜メンバーに選ばれることはなく、番組ではファンの期待に応えられなかったことを“心残り”と語る場面も――。

「そんな山崎に対し、今野氏は『アイドルとして全く不向きな人でしたから。周りのメンバーとも、そんなにうまくコミュニケーションを取る子でもなくて』と本音をズバリ。この一言に山崎は『やっぱりそうですよねぇ』と笑ったものの、直後にこらえきれずに涙があふれているのを見て、本音では相当に悔しかったのがわかりました。逆に、山崎が目の前で涙を流していてもまったく動揺することなく淡々と言葉を並べる今野氏の姿を見て、改めて厳しい世界だと感じた視聴者も多かったようです。確かに、選抜メンバーが単純な握手会での売上で決まるのであれば、彼女が選ばれてもおかしくない時期もありましたが、選抜というチームの中で役割を果たすためには、人気面だけでなく『協調性』や『コミュ力』は大事な選考基準にあるのは、ファンにとっては重大ポイント。それが今も守られているからこそ、国民的アイドルグループとして君臨し続けることができているのでしょう」(アイドル誌ライター)

今回の対談では、ネット上でもさまざまな感想が飛び交っているが、改めて山崎の乃木坂46としての活動に対する賛辞も送られている。

「ファン界隈では良く『選抜は乃木坂を広くする、アンダーは乃木坂を深くする』と言われるのですが、山崎もそれを体現した一人。思い出されるのが、唯一センターを務めた21年の27thシングルのアンダー・メンバー楽曲『錆びたコンパス』です。同曲は22年2月にNHK-FMで生放送された乃木坂46の特別番組『今日は一日“乃木坂46”三昧 ~第二章~』では、リクエスト曲1位に輝いたほど。今も乃木坂46のライブでは後輩たちに歌い継がれ、その会場は山崎のサイリュームカラーである黄色で染まるほどファンに愛されています。今野氏も山崎の頑張りを見ていたからこそ、そのご褒美に良曲のセンターをプレゼントしたのだろうと思います」(前出・アイドル誌ライター)

『ウェークアップ』では、「『元乃木坂46』って付けられなくなってからが、ちゃんと人として認められている瞬間」との持論を展開した山崎だが、彼女の背中は選抜入りできなかった後輩メンバーの目に頼もしく映っているに違いない。

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