大谷翔平らMVPトリオに負けず…ド軍4番が首位打者に、指揮官称賛「スター選手」

1号3ランを放ったドジャースのウィル・スミス【写真:Getty Images】

スミスは打率.400でリーグ首位打者、ロバーツ監督「我々が必要としている選手」

■ドジャース 6ー3 ツインズ(日本時間10日・ミネソタ)

ドジャースの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地のツインズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3回の右翼線二塁打で6試合連続安打をマークした。5打数1安打で打率.333。チームは6-3で快勝したが、強力打線の中で輝きを放ったのが4番のウィル・スミス捕手だ。

3点リードの5回1死一、二塁。右腕バーランドの甘く入った直球を逆方向へ。右翼スタンドに飛び込む1号3ランで試合の主導権をつかんだ。この日は5打数2安打3打点の活躍でリーグトップの打率.400をキープ。大谷らMVPトリオに大きな注目が集まる中で4番として結果を出している。

本拠地開幕前の27日(同28日)にドジャースと2033年まで10年総額1億4000万ドル(約210億円)で契約延長。今後も強打の正捕手として期待が高い。ロバーツ監督は「本当にすごい打線の中の4番を打っている。オールスター選手で、スター選手だと思う。非常に安定感がある。ビッグ3がメディアから多くの注目を集めてはいるが、彼こそまさにビッグ3の後ろで我々が必要としている選手だ」と賛辞の言葉を惜しまなかった。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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