「沖縄国際映画祭」今年で終了 実行委員会が解散発表 4月20.21日開催を最後に吉本興業が運営撤退

(資料写真)沿道のファンから歓声を受け、笑顔を見せる「島に還る」の尚玄さん(右から5人目)ら出演者と製作スタッフ=2023年4月16日、那覇市・国際通り(古謝克公撮影)

 沖縄の春のエンタメイベントとして親しまれてきた「沖縄国際映画祭」が4月20、21両日に開催される「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」を最後に終了する。主催する同実行委員会が10日、映画祭のサイトで発表した。「映画祭運営の在り方を検討してまいりましたが、第16回の開催を最後として本委員会は解散することとなりました」としている。

 運営に中心的な役割を果たしてきた吉本興業ホールディングスが3月6日に、今年の映画祭を最後に運営から退くと発表していた。

 沖縄国際映画祭は2009年に始まり、15年に「島ぜんぶでおーきな祭」と名称変更。映画や音楽、ダンス、お笑いなど沖縄全域を舞台にした総合エンターテインメントの祭典として開かれてきた。

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