玉野海上保安部によりますと、10日午前3時ごろ、香川県直島町の葛島で、直島町の旅館の支配人(43)が操縦するプレジャーボートが、島の東岸付近に乗り上げ、航行ができなくなりました。
午前6時25分ごろ、付近を航行していたタグボートの船員から「石の上(海岸)にプレジャーボートが乗り上げています」と通報があり、巡視艇「せとかぜ」が現場に向かいました。ボートには船長を含む3人が乗っていましたが、けがはなく、浸水や油の流出はありませんでした。午前9時56分に別の船がけん引してボートをえい航しました。
3人は旅館の支配人と従業員で、宇野港にあるコンビニへ向かったあと、直島と葛島の中間付近でエンジンを停めて星空観察をしていたということです。
当時の天候は晴れで、海上は北の風1mで平穏、視界は良好でした。
玉野海上保安部が事故当時の状況などについて調べています。